「やりたくないことは、やりたくない。だから、やらない」
2026.09.29 21:21
社会人になってから出会った友人が、
当たり前のように話していたことがあります。
「やりたくないことは、
やりたくない。だから、やらない」
その言葉を聞いたとき、
ルナはかなり衝撃を受けました。
それまで「やりたくないから、やらない」
という選択肢がほとんどなかったからです。
勉強も、人間関係も、仕事も。
生きていれば、やりたくないことは
いくらでもあります。
けれどルナにとって「やりたくない」は、
やらなくてもいい理由にはなりませんでした。
本指名のお兄様とそれぞれの家族や
教育についてお話しする機会がありますが、
ルナの育った環境についてお話しすると、
毎度驚かれるくらいには厳しい家庭でした。
その影響もあってか、いつの間にかルナは、
自分にも他人にも厳しい人間になっていました。
きちんとすること。
期待に応えること。
任されたことをやり遂げること。
信頼を積み重ねること。
そういうことは得意になりました。
仕事ができるようになって、
周囲から信頼していただけるようになっても
不思議なことに、
自分自身は少しずつすり減っていきました。
友人が「やりたくないことをやらない」
と言えるのは、もしかすると、
それを許容してもらえる環境で
生きてきたからなのかもしれません。
それでも、その姿は私にはとても自由で、
人間らしく見えました。
そして、猛烈に羨ましかったのを覚えています。
もちろん、大人になれば
「やりたくないことを一切やらない」
という生き方は現実的ではありません。
責任もありますし、気が進まなくても
引き受けなければならないことはあります。
だからこそ。
自分で選べることくらいは、
「やりたくないから、やらない」
と決めてもいいのではないでしょうか。
家族、友人、上司、部下。
周囲に気を遣える方ほど、
自分以外の人の気持ちを
優先することに慣れてしまいます。
でも、他人に向けているその気遣いを、
たまにはご自身にも向けてあげてほしいです。
好きな人と一緒にいればいいですし、
一緒にいることで自分をすり減らしてしまう
そんな相手からは、離れてもいい。
何を選んでも、人は好きなように言います。
「こうした方が賢い」
「普通はこう」
「こちらを選んだ方が絶対にいい」
けれど、遠くから正解らしきものを
語る人の言葉よりも、
自分が何をしたいのかを理解したうえで、
その選択を心から応援してくれる人の
言葉を大切にしてほしいと思います。
そして、数えるのであれば、
自分を嫌う人の人数ではなく、
自分の味方でいてくれる人の
人数を数えてください。
全員に好かれる必要なんてありません。
嫌いな人の人数を数えながら生きるには、
人生は少し短すぎると思うのです。
誰かにとっての正解ではなく、
お兄様がご自身で考えて、
ご自身で選んだ道を歩けますように。
そして、その選択を応援する人が
必要になったとき。
少なくともルナは
お兄様の味方でありたいと思っています。
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